動物愛護法とブリーダーの闇ブリーダーは生命をあずかる職務であり、生命を誕生させるという重要な役割を担っています。

その分倫理的な価値観をしっかり持つことが期待されますが、法律的にブリーダーはどんなことを意識すべきでしょうか

動物愛護法の基本とともに考えてみましょう。

動物愛護法とは?

日本はペット後進国と言われることがあります。それはペットに関連する法整備が整っていないからです。ヨーロッパではペットに関連した厳しい基準があったりとペットを守る風潮が日本よりもあります。

もちろん日本にもペット関連法は存在します。それが動物愛護法です。動物愛護法は正式名称が「動物の愛護及び管理に関する法律」と呼ばれる法律です。これは動物が虐待されないようにし、動物が適切な愛情をもって扱われる事を目指している法律です。

最近日本でも動物を虐待して問題になる事件が多いですが、この法律を破った人は1年以下の懲役や100万円以下の罰金に処せられます。

しばしば改正されるこの法律ですが、平成25年9月1日から施行された改正法では、第1種動物取扱業者に登録される業者は、感染病の予防や経営困難の事態がある場合に動物を譲渡する相手を事前に決めておく事などが決められています。

法律改正の背景

すべての飼い主、ブリーダー、ペットショップに従事する人々が責任や愛情を持って動物に接していればそもそも法律など必要ないのですが、残念ながら動物をめぐる様々な悲しい実態が存在するので、動物愛護法は必要です。

例えば動物を使ったカフェが経営難になった結果、経営者が保健所に殺処分を任せるとか、ブリーダーのいい加減な繁殖管理のせいでウイルス感染した犬をオークション先に持っていって感染が拡がったなど色々です。

悪質ブリーダーの闇

多くのブリーダーは動物に愛情を注いでいると思いますが、残念ながら悪質なブリーダーは少なからずいます。血統を偽造して子犬を売る業者もいますし、劣悪な環境で繁殖を繰り返す人もいます。

使えなくなった繁殖犬が死んでしまったので遺体を放棄したという事件もあります。ブリーダーはペット関連産業の土台部分の仕事をしているので大事な存在ですが、その分、命を尊重する態度が求められています

まとめ

ブリーダーは魅力的な職業です。命の誕生に接して、ペットによって癒される家庭を一つ増やすことに貢献できるからです。

でも悪質なブリーダーや、無責任な動物関連事業の経営者、飼い主がいるのも事実です。動物愛護に関する法律がさらに整備されて、動物たちの環境がさらに改善されることが期待されます