保健所で対応してくれることとは動物に関連して「保健所」という言葉を聞くと、殺処分などの暗いイメージがどうしてもわくものですが、保健所は必ずしも殺処分を行っているだけではありません

ブリーダーと保健所との関係について簡単に説明したいと思います。

ブリーダーが保健所で行える事

ブリーダーは動物を取り扱うことがメインの商売です。動物を取り扱う業種はいろいろあります

ブリーダーのように繁殖や品種改良を主な業務にするタイプもあれば、その動物をペットショップで販売するというタイプもあります(ブリーダーが自分で販売をてがけることもあります)。 また動物の身だしなみを整えるトリミングサロンもあります。

いずれにしても「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」の中の動物取扱業の規制によれば、動物を取り扱う業者は動物取扱業の登録をする必要があります。 それをどこでやるかというと保健所です。登録の際には動物取扱責任者も登録しないといけません。

責任者にはいくつかの条件が定められていて、それをクリアする必要があります。 研修も毎年受けないといけません。また登録は5年ごとの更新となります。

保健所が対応してくれないこと

もしブリーダー業がうまく行かず、最終的に経営難に陥ってしまった場合、抱えている動物はどうしたら良いかというと、法律的にブリーダーは動物の譲渡先について決めておくことになっているので、その内容を実行しなければなりません。

2013年に動物愛護法の改正によって、保健所や愛護センターは業者によるペットの持ち込みを拒否できるようになっています。ですから表面的にはブリーダーが経営をやっていけない場合に保健所は対応する必要はありません。

しかし悪質な業者の中には、抱えている動物を個人として飼っていたように偽装して持ち込むというケースが指摘されています。ですから悪質なブリーダーによる保健所の「利用」はなかなか根絶しにくいと言えます。

ノウハウやスキルを伸ばして信頼されるブリーダーを目指す

悪質なブリーダーがいる一方、善良なブリーダーがいるのも事実です。ブリーダーを規制する動きが多くなってきていますが、ちゃんとしたブリーダーはむやみな繁殖や無責任な放置飼育などをしません

悪徳業者のように集中的にもうける事はできないかもしれませんが、信頼される業者としてやっていくことが何よりの商売成功のカギとなります。誠実なブリーディングをしていても動物に関する正しい知識や業務遂行のスキルがあれば成功できるでしょう。

まとめ

ブリーダーは保健所と連動して働くことがあります。まずブリーディングを始めるためには保健所での登録や研修を受けることになります。動物取扱業者として法律を順守して無理のない業務をすれば問題は起こらないはずです。

でもブリーダーの中には「殺処分」という形で保健所に対応してもらおうとする業者もいます。これは無責任な行動です。ブリーダーを目指すのであれば決してこのような倫理観のない商売をしないように肝に銘じる必要があります