ブリーダーは動物の命の繁殖や品種改良に携われるという職業上、倫理観を問われやすい立場にあります。
悪質なブリーダーも横行しているので、そうした動物愛護の環境があるのは良い事です。
まじめに健全な仕事をするブリーダーとして知られるためにはどんなことができるか見てみましょう。
健全なブリーダーは無理な頭数を管理しない
たくさんの子どもを無計画に生んで世話に奔走している親は、どうしても子どもの必要を顧みてやるのに限界があります。特に同じような年代の子どもを一度にたくさん抱えてしまった場合はそうです。
全員同時に世話が焼けて大変です。ブリーダーも同じようなものです。一人で世話できるのに限界があるのに、あまりにも多くの犬や猫をうけもっているようであれば管理が行き届かない場合があります。
健康を損ねているのに、世話に追われてそれに気づかず、最終的に不良な個体を流通させてしまうかもしれません。ですから一人に対して無理のない頭数を飼う事が大事です。
一人何頭までという基準はないですし、扱う種類によって違いはあるはずですが、例えば1人あたり4頭か5頭というようにボーダーラインを設けるのは大事です。
健全なブリーダーは販売を急がない
繁殖を優先させるあまり販売のタイミングを急ぐのは良心的なブリーダーではありません。例えば犬の場合はざっと2カ月程度は親犬と一緒にいさせてあげないといけません。
それは子犬にも情緒というものがあるからです。人間の場合はなおさらですが、もし早く子犬を家族から引き離してしまうと、精神的な意味での不安定さが残る可能性があります。
こうした研究はアメリカなどで行われていますし、イギリスでも法律で親子犬が一緒にいるべき最低日数を定めています。健全なブリーダーはとにかく早く商品に出すことよりも、良質な動物を育て上げることに邁進します。
通信講座でブリーダーの知識を高めよう
健全なブリーダーになるには、悪質なブリーダーのようにがめつい商売をするわけにはいきません。しかし手間暇かけてもブリーディングのノウハウを蓄えていくことによって、商売を軌道にのらせることは出来るはずです。
ブリーディングについては通信講座でも学ぶことができます。例えば諒設計アーキテクトラーニングの「犬・猫ペットブリーダーW資格取得講座」では2カ月~6カ月という短めの期間でブリーダーについて徹底的に学べます。
個別指導のカリキュラムなので初心者でも安心して学ぶことができます。こうした講座を活用して健全&実力のあるブリーダーを目指しましょう。
まとめ
健全なブリーダーは正直で無理な仕事をしません。また動物の情緒を考えてまっとうな商売をします。
商売体質が悪いわけではありませんが、やはり命を扱う分、人間味のあるブリーディングを心がけないといけません。